A Case of FDG-PET Positive Lung Cancer With Hilar Lymph Node Metastases, Which Showed False Negative FDG-PET Findings

Autor: Yuichi Ishikawa, Ken Nakagawa, Yoshio Matsui, Sakae Okumura, Yukitoshi Sato, Kenji Nezu
Rok vydání: 2005
Předmět:
Zdroj: Haigan. 45:381-386
ISSN: 1348-9992
0386-9628
DOI: 10.2482/haigan.45.381
Popis: 背景. 肺癌の術前検索として肺門および縦隔リンパ節転移, 遠隔転移の正確な診断は手術適応や術式などの治療方針を決定する上で重要であり, 18F-fluoro-2-deoxy-D-glucoseを用いたpositron emission tomography (以下FDG-PET) は肺癌の病期診断において非常に有用な検査となっている. 今回FDG-PET陽性肺腺癌において肺門リンパ節転移がFDG-PET偽陰性であった1手術例を経験したので報告する. 症例. 55歳男性. 右S9原発の最大径70 mmの中分化型腺癌でCTにて肺門リンパ節 (#11s, #11i) の腫大および左副腎腫大を認め, FDG-PETを施行した. 原発巣はFDGの著明な集積を認めたが, 肺門リンパ節, 左副腎は集積を認めず, 術前診断cT2N0M0 stage IBとして右下葉切除の予定で手術に臨んだ. 術中の迅速病理診断で肺門リンパ節は転移の所見であり, 中下葉切除, 完全切除を施行した. 病理組織診断にて原発巣はコロイド腺癌と粘液産生充実型腺癌の所見を併せ持つ混合型腺癌であり, リンパ節転移巣は多量の粘液を含み, コロイド腺癌のうちの乳頭型腺癌の成分が転移したものと考えられた (pT2N1M0 stage IIB). 結論. 肺癌において, 本症例のような経験を踏まえてFDG-PETの偽陽性, 偽陰性になりやすい症例の検討を進め, より正確な治療前診断を行うことが重要である.
Databáze: OpenAIRE