A Case of Aberrant Pancreas Cancer in the Jejunum

Autor: Keisuke Miyauchi, Koji Yoshida, Jin Matsuyama, Yosuke Seki, Yoshio Uemura, Tadashi Kaneko, Kenji Kobayashi, Taro Aoki, Toshisada Ukei
Rok vydání: 2001
Předmět:
Zdroj: The Japanese Journal of Gastroenterological Surgery. 34:249-253
ISSN: 1348-9372
0386-9768
Popis: 症例は72歳の男性. 腹痛, 嘔吐を主訴に来院し腸閉塞の診断で入院した. 腸閉塞の治療中イレウスチューブより小腸造影を施行した結果, 小腸に腫瘍による閉塞像が認められた. 腫瘍マーカーCA19-9が70U/mlと高値であった. 小腸癌の診断で手術を施行したところ, Treitz靭帯より約130cmの空腸に腫瘍による閉塞部を確認した. 腫瘍は粘膜下腫瘍様で大部分は正常粘膜におおわれていた. 病理組織学的所見では腺房細胞と膵導管より成る迷入膵組織 (Heinrich II type) に接して管状増殖を示す腺癌が存在した. 所属リンパ節に転移巣が確認された. 病理組織診断はwell-differentiated adenocarcinoma, se, n1, ly2, v0, INFγであった. 空腸迷入膵の癌化例は極めてまれであり本症例で本邦5例目の報告である.
Databáze: OpenAIRE