A Case of Chemical Dermatitis Caused by Povidone-Iodine during Surgical Operation

Autor: Shinya Tosaka, Daiji Akiyama, Tetsuya Hara, Koji Sumikawa, Sungsam Cho
Rok vydání: 2004
Předmět:
Zdroj: THE JOURNAL OF JAPAN SOCIETY FOR CLINICAL ANESTHESIA. 24:531-534
ISSN: 1349-9149
0285-4945
DOI: 10.2199/jjsca.24.531
Popis: 術野の消毒に用いた10%ポビドンヨードによる接触性皮膚炎に対する損害賠償調停申立事件を経験した. 全身麻酔下の手術のために術野を10%ポビドンヨードで消毒し, 拭き取りは行わずに手術を開始した. 終刀後, 右鼠径部に線状小発赤を発見した. 発赤部に対し治療を行うも, 瘢痕を形成し固定した. 退院後, 国と主治医を相手に右鼠径部の病変に対する損害賠償が請求され, 調停の結果, 賠償金の支払いにより和解した. 液状のポビドンヨードとの長時間接触により接触性皮膚炎をきたす可能性がある. 比較的まれな合併症であっても医事紛争に至る例もあり, 日常的な医療行為にも細心の注意が必要である.
Databáze: OpenAIRE