The clinical effects of acupuncture treatment on intermittent claudication in a diabetic hemodialysis patient

Autor: Toshiya Yamazaki, Takuji Ujita, Ikuro Wakayama, Takayuki Nakayoshi, Chizue Kawakami, Shunji Sakaguchi, Hitomi Ikefuji, Takashi Umeda, Hiroshi Endo
Rok vydání: 2006
Předmět:
Zdroj: Nihon Toseki Igakkai Zasshi. 39:1257-1263
ISSN: 1883-082X
1340-3451
DOI: 10.4009/jsdt.39.1257
Popis: 糖尿病透析患者で間欠跛行を呈した1症例に対する鍼治療の効果を検討した.[症例] 59歳男性, [主訴] 一定距離の歩行によるアキレス腱から下腿後側の痛み (左>右). [現病歴] 糖尿病にて加療中の1998年頃に間欠跛行が出現. 2000年には糖尿病性腎症から透析療法開始. 間欠跛行については専門医を受診せず放置. [現症] 百数十mの歩行で下肢痛が出現し歩行困難となるが, しばらくの休息で再歩行可能. 下肢の痺れ・冷感なし. 挙上・下垂試験陰性. 左右足背・後脛骨・右膝窩動脈の拍動触知困難. [鍼治療] 腰下肢の経穴に鍼治療を週1回の間隔で20回実施. [評価] 治療前と治療5回毎に包括的QOL尺度としてMOS Short Form 36 Health Survey (SF-36v2TM), 末梢循環の指標として左右母趾の趾尖容積脈波を測定した. さらに, 患者には万歩計を手渡し, 外出時の歩数距離などを詳細に聴き取った. [結果] 20回の鍼治療により, SF-36の8下位尺度得点のうち, 5下位尺度の得点上昇がみられた. 特に「精神状態 (MH)」が初診時54.5点から20診時65.1点に, 「日常役割機能【身体】(RP)」が49.4点から56.2点に「身体機能 (PF)」が27.0点から34.0点にそれぞれ上昇した. 治療継続により左右母趾の趾尖容積脈波の波高は高くなり, 歩行距離は初診時168mから20診時378mまで延長した.
Databáze: OpenAIRE