A Study on Periodontal Probing Points
Autor: | Kaori Sato, Mari Kato, Koichi Fukai |
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Rok vydání: | 1997 |
Předmět: | |
Zdroj: | Nihon Shishubyo Gakkai Kaishi (Journal of the Japanese Society of Periodontology). 39:405-420 |
ISSN: | 1880-408X 0385-0110 |
DOI: | 10.2329/perio.39.405 |
Popis: | この研究の目的は臨床データをもとに治療の各ステージにおける効率的な歯周ポケット (以下PD) の測定点を検討することである。研究1では歯周炎患者を対象に初診時 (102名2, 426歯), 治療後の再評価時 (84名1, 890歯) に6点法でPDの測定を行い, その歯面別PD発現状況の分析から1点法, 4点法, 6点法といった1歯における測定点数の違いが臨床診断に及ぼす影響を考察した。また20名の患者で各方法の所要時間を比較した。研究2では, メインテナンス患者 (33名689歯) における治療後のPDの推移を調べ, メインテナンス時における効率的なPD測定点について考察した。研究1の結果から1点法は罹患歯の見落としがなく時間的にも有利でスクリーニングに適しているが, 歯の全周にわたる病変の拡がりの把握に問題を認めた。4点法は最も罹患程度の高い舌側隣接面の測定を含まず初診時で16.9%, 再評価時で47.5%の4mm以上PD保有歯を検出できない可能性が示された。6点法は最も正確な臨床診断が可能だが, 測定に時間を要するという欠点があげられた。また研究2の結果からメインテナンス時のPDの変動は全体としては小さく, 4mm以上PDの発現も1%以下であった。またその変動は歯面や歯種, 初診時, メインテナンス移行時のPDの深さによって異なり, このような部位ごとのリスクを考慮した測定点数と部位の組合せにより, 測定の効率化が可能と思われた。 |
Databáze: | OpenAIRE |
Externí odkaz: |