A CASE OF AN EPIDERMOID CYST IN THE ANTERIOR ASPECT OF THE SACRUM IN AN ADULT

Autor: Hiroyasu Saito, Koji Asano, Akira Suzuki, Shinichi Miyagawa, Naohiko Koide
Rok vydání: 2007
Předmět:
Zdroj: Nihon Rinsho Geka Gakkai Zasshi (Journal of Japan Surgical Association). 68:205-209
ISSN: 1882-5133
1345-2843
DOI: 10.3919/jjsa.68.205
Popis: 症例は50歳, 男性. 平成17年1月頃より便柱の細小化を自覚した. 同年9月に近医を受診し, 直腸腫瘍疑いにて当科紹介となった. 直腸指診では直腸後壁から両側方にかけて表面平滑, 弾性硬の腫瘤を触知した. 骨盤部CTで前仙骨部に7cm×7cmの嚢胞性病変を認めた. 骨盤部MRIでは腫瘍はT1強調像で低信号, T2強調像で高信号であった. 前仙骨部のdevelopmental cystを疑い, 経仙骨的腫瘍摘出術を施行した. 病理組織学的検査では, 嚢胞壁は異型に乏しい重層扁平上皮で覆われており, 内容物は角化物であった. 嚢胞壁には明らかな皮膚付属器の構造を認めず, epidermoid cystと診断された. 前仙骨部の嚢胞性腫瘤はdevelopmental cystと定義され, そのうちのepidermoid cystは, 扁平上皮癌の発生が報告されており外科的切除する必要があると考えられた.
Databáze: OpenAIRE