A case of intralobar pulmonary sequestration connected to the normal bronchial system

Autor: Katsuyuki Kusajima, Eiji Yatsuyanagi, Takayasu Suzuki, Sakurada T
Rok vydání: 2002
Předmět:
Zdroj: The Journal of the Japanese Association for Chest Surgery. 16:138-143
ISSN: 1881-4158
0919-0945
DOI: 10.2995/jacsurg.16.138
Popis: 症例は29歳の女性. 繰り返す肺炎の精査加療目的で当科入院となった. 胸部XP, CTでは左下肺野に嚢胞状陰影が認められた. 気管支鏡検査では可視範囲内に異常は認めず, その分枝も正常であった. 臨床的に病変肺と正常肺の気管支系に交通があると考えられたが, 血管造影にて腹腔動脈に由来する異常血管が認められたことから肺分画症の診断にて手術を行った. 前側方切開にて開胸したところ, 横隔膜から左下葉に流入する異常血管が確認され肺葉内肺分画症と診断した. 術式は, 健常部との境界が不明瞭で病変の取り残しの恐れがあると判断し下葉切除術を選択した. 切除標本を用いた造影では, 異常動脈は下肺静脈に還流していた. 本例は, 気管支・肺動脈の分枝が正常であり, 異常血管が弾性動脈であったことから副肺芽に由来するPryce III型の肺葉内肺分画症であり, 炎症性に正常肺の気管支との間に交通が生じたと考えられた.
Databáze: OpenAIRE