A CASE OF SUCCESSFUL CONSERVATIVE MANAGEMENT FOR RETROPERITONEAL PERFORATION OF DUODENAL DIVERTICLE

Autor: Hajime Ishikawa, Wataru Shinzaki, Yoshifumi Takeyama, Shozo Fujiwara, Takuya Nakai, Harumasa Ohyanagi
Rok vydání: 2008
Předmět:
Zdroj: Nihon Rinsho Geka Gakkai Zasshi (Journal of Japan Surgical Association). 69:1945-1950
ISSN: 1882-5133
1345-2843
DOI: 10.3919/jjsa.69.1945
Popis: 患者は40歳,女性.十二指腸憩室穿孔で緊急入院となった.CTでは横隔膜直下の下大静脈周囲から骨盤内にまで広がる著明な後腹膜気腫を認めたが,液体貯留は認められなかった.また血液検査で炎症反応を示唆する検査値の上昇はなかった.絶飲食,輸液,経鼻胃管による持続吸引,抗菌薬およびプロトンポンプインヒビターの投与を行い,保存的治療が奏効した.十二指腸憩室穿孔は比較的に稀な病態であり,治療法のコンセンサスは得られていない.十二指腸憩室穿孔に対して保存的治療が奏効した1例を報告するとともに,保存的治療の適応について考察した.汚染が高度な症例は手術すべきであるが,後腹膜腔の汚染が軽度で早期に治療が開始されれば保存的治療が可能と思われる.しかし,炎症反応の増悪や全身状態が悪化した場合には直ちに開腹ドレナージ術が必要と考えられた.
Databáze: OpenAIRE