Okadaic acid, a protein phosphatase inhibitor, enhances ethanol-induced desensitization of receptor-mediated phospholipase C activation in isolated rat hepatocytes

Autor: Makoto Hoshino, Katsuhiko Tsukada, Tomoyuki Nomura, Yoshihide Nakayama, Katsuyoshi Higashi
Rok vydání: 1996
Předmět:
Zdroj: Kanzo. 37:19-28
ISSN: 1881-3593
0451-4203
DOI: 10.2957/kanzo.37.19
Popis: ラット分離肝細胞においてエタノール(EtOH)によるフォスフォリパーゼC(PLC)活性化に対するプロテインフォスファターゼ阻害剤のokadaic acid (OKA)の効果とvasopressinによるPLC活性化に対するEtOHとOKAの相互作用について検討した.EtOH (300mM)刺激によりイノシトールリン脂質(PtdInsP, PtdInsP2)は上昇し,OKA前処置(1μM, 5分間)により,さらに上昇した.EtOH (30-300mM)による細胞内Ca2+([Ca2+]C)の上昇,イノシトール三リン酸(InsP3)の産生はOKA前処置により有意に抑制された.EtOH, OKAはそれぞれvasopressinによるPtdInsP2の分解,InsP3の産生,[Ca2+]C上昇を抑制し,受容体-G蛋白-PLC複合体に作用すると考えられたが,両者併用により相乗・相加効果がみられた.また,この併用効果は飽和濃度のEtOHにおいても認められ,OKAとEtOHは作用部位が異なることが示唆された.
Databáze: OpenAIRE