Preparation and reactivity of hydrophobic vitamin B12 derivatives having an intramolecular axial base
Autor: | Yoshio Hisaeda, Yukito Murakami, Yutaro Tani, Teruhisa Ohno, Toshiaki Ozaki |
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Rok vydání: | 1988 |
Předmět: | |
Zdroj: | NIPPON KAGAKU KAISHI. :445-451 |
ISSN: | 2185-0925 0369-4577 |
DOI: | 10.1246/nikkashi.1988.445 |
Popis: | ビタミンB12誘導体の反応性に関するアキシアル配位塩基の効果を明らかにするために,α-配位座に分子内塩基を有する疎水性ビタミンB12[Cob(II)(α-Im)6C1ester]ClO4,β-配位座に分子内塩基を有する疎水性ビタミンB12[Cob(II)(β-Im)6C2ester]ClO4,配位塩基でキャップした疎本性ビタミンB12[Cob(II)(Im:cap)5C1ester]CIO4,を合成した。電子スピン共鳴(以下ESRと略記する)スペクトルおよびサイクリックボルタンメトリーによる検討から,これらの錯体はほぼ完全なbase-on型で存在し,分子内配位塩基をもたない疎水性ビタミンB12[Cob(II)7C1ester]ClO4に50倍モルのN-ひメチルイミダゾールを添加した状態に匹敵することを明らかにした。アルキル化反応においては,コバルト+1価は四配位構造のためアキシアル配位塩基の影響は小さいが,アルキル錯体の光開裂反応におヘセいては,アキシアル配位塩基の立体的および電子的効果により反応はいちじるしく促進された。また,β-配位面側に分子内配位塩基が導入された錯体では,コパルト-炭素結合生成反応が抑制された。 |
Databáze: | OpenAIRE |
Externí odkaz: |