Comparison of Proximal and Distal Extension Along the Bronchus of Roentgenographically Occult Squamous Cell Carcinoma

Autor: Keiji Kanma, Motoyasu Sagawa, Shigefumi Fujimura, Katsuo Usuda, Kazuhiro Ohkuda, Tasuku Nakada, Noriyoshi Nagamoto, Masami Sato, Satomi Takahashi, Yasuki Saito
Rok vydání: 1993
Předmět:
Zdroj: Haigan. 33:495-499
ISSN: 1348-9992
0386-9628
Popis: 1991年までに主に集検の喀痰細胞診で発見され手術された胸部X線写真無所見肺扁平上皮癌149例の切除標本について, 切除断端から亜々区域気管支までの厚さ2mmの連続ブロックの中枢面から作製した組織切片を検討した. 癌の発生部位は, 気管支壁への浸潤が最も深くかつ切片上で癌の占める面積が最大であったブロックとし, 癌が認められた場合, そのブロックの厚さ全体に癌があると見なした. このうち癌の広がりが16mm以上の65例を対象にした. 中枢進展距離を2m+1 (m=発生部位の次から中枢端までのブロックの個数), 末梢進展距離を2n-1 (n=発生部位から末梢端までのブロックの個数) と定義し, 大きい方を小さい方で除し, 中/末および末/中進展係数とした. 中/末または末/中が1.5以下が29例, 中/末が1.5より大が17例, 末/中が1.5より大が19例であった. 従って, 全体の約半数は中枢進展距離と末梢進展距離が同程度で, 1/4は中枢進展傾向が, 1/4は末梢進展傾向が強いことが示唆された.
Databáze: OpenAIRE