Melting History of the Antarctic Ice Sheet Since the Last Glacial Maximum Based on the Analysis of Sediment Cores around the Antarctic Peninsula, Southern Ocean
Autor: | Naohiko Ohkouchi, Yusuke Yokoyama, Masahiro Noumi, Hideki Miura |
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Rok vydání: | 2007 |
Předmět: | |
Zdroj: | The Quaternary Research (Daiyonki-Kenkyu). 46:103-117 |
ISSN: | 1881-8129 0418-2642 |
DOI: | 10.4116/jaqua.46.103 |
Popis: | 南極氷床が最終氷期以降の突然かつ大規模な海水準上昇の起源の一つであるかを検証するために,南極半島周辺海域の3地点における氷山由来の砂礫(IRD)と陸源粒子の起源および堆積量の変動を復元した.表層堆積物の分析から,K2O/Na2O比は南極半島とウェッデル海沿岸起源の物質で異なる値を示し,その空間分布は表層海流と対応していることが明らかになった.その時代変化を検討した結果,現在では周南極海流の通過域であるGC1802コア採取地点の19~8ka間に,ウェッデル海沿岸起源の物質が卓越する変化が認められるが,他の2地点では過去2.5万年間において粒子の起源に著しい変化はなかった.今回のIRD分析および先行研究との比較から,南極半島起源のIRDは25~17kaに特に多く,17ka以降は少なくなることがわかった.また,15~12kaにはウェッデル海沿岸および南極半島起源のIRDの極大が認められた. |
Databáze: | OpenAIRE |
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