A Case of Endocrine Cell Carcinoma of the Gallbladder with Multiple Liver Metastasis

Autor: Kouji Taira, Masaaki Nenohi, Akihiko Numata, Makoto Kanda, Hiroyuki Kato, Ryunosuke Hase, Noriyuki Ito, Takasi Hara, Satoshi Takeyama
Rok vydání: 2001
Předmět:
Zdroj: The Japanese Journal of Gastroenterological Surgery. 34:600-604
ISSN: 1348-9372
0386-9768
DOI: 10.5833/jjgs.34.600
Popis: 症例は64歳の女性. 背部痛を主訴に近医受診. 腹部超音波検査施行し胆嚢底部から体部にかけて壁の肥厚を認め, 胆嚢癌の疑いにて当院紹介となった. CT, ERCPにて胆嚢底部から体部に壁の肥厚を認め胆嚢癌と診断し, 膵頭十二指腸切除, 肝S4a, S5切除, 横行結腸合併切除術を施行した. 免疫組織化学染色検査, 電子顕微鏡検査から内分泌細胞癌と診断した. 術後2か月で退院し, 外来followしていたが術後3か月目の経動脈性門脈造影下CT (CTAP) で多発性肝転移を認め, FAM (5-Fu+EPI+MMC) によるリザーバー肝動注を2クール施行したところ肝転移巣は消失した. 術後1年目に全身性骨転移をきたし死亡した. 胆嚢の内分泌細胞癌は本邦19例のみのまれな疾患であり早期より転移をきたす予後不良の疾患である. 肝転移に対し化学療法が奏功した報告はなく, 試みる価値のある治療法であると考えられた.
Databáze: OpenAIRE