A Case of Early Gastric Cancer Associated with Perforation and Penetration into the Pancreas Caused by Peptic Ulcer
Autor: | Osamu Harada, Tadaharu Osawa, Takehiro Sakai, Nobuo Yagihashi |
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Rok vydání: | 2006 |
Předmět: | |
Zdroj: | The Japanese Journal of Gastroenterological Surgery. 39:170-175 |
ISSN: | 1348-9372 0386-9768 |
DOI: | 10.5833/jjgs.39.170 |
Popis: | 症例は73歳の男性で, 2004年8月上旬, 突然の心窩部痛を主訴に受診した. 腹部CTにて遊離ガス像, 腹水を認め, 消化管穿孔の診断を得た. 上部消化管内視鏡検査にて穿孔を伴う巨大な胃潰瘍を認め, 緊急開腹術を施行した. 胃下部前壁に穿孔, 後壁に膵穿通を有する広範な胃潰瘍を認めた. 幽門側胃切除術, Roux-en-Y再建を施行した. 穿通部は遺残し, 焼灼した. 摘出標本では胃下部小彎を中心に70×43mmの潰瘍を認めた. 病理検査では穿孔潰瘍の遠位側を中心に約2/3周の深達度mのIII型早期胃癌 (充実型低分化腺癌) を認めた. 総合所見はT1, N0, H0, P0, CY0, M0, stage IA, 根治度Bであった. 胃粘膜にHelicobacter pyloriを認めた. 術後53日目に軽快退院した. 術後7か月を経過したが再発を認めていない. 早期胃癌の穿孔は比較的まれであるが, 自験例は穿孔・膵穿通を呈する広範な消化性潰瘍形成を認めたまれな症例と思われた. |
Databáze: | OpenAIRE |
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