Selection of Fusarium spp. and Trichoderma spp. for effective control of rice seedborne pathogens
Autor: | K. Kumakura, T. Makino, H. Iyozumi, T. Ichikawa, K. Nagayama, S. Watanabe, J. Toyoshima |
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Rok vydání: | 2003 |
Předmět: | |
Zdroj: | Japanese Journal of Phytopathology. 69:384-392 |
ISSN: | 1882-0484 0031-9473 |
DOI: | 10.3186/jjphytopath.69.384 |
Popis: | 各種植物の根圏および栽培土壌から分離したFusarium属菌とTrichoderma属菌について,イネの重要な種子伝染性病害であるばか苗病および苗立枯細菌病に対する発病抑制能を検討した.Fusaraum属菌350菌株,Trichoderma属菌66菌株について,培養菌液または分生子懸濁液の,イネ種子浸漬処理によるイネばか苗病発病抑制効果を検討したところ,両属とも高い発病抑制効果を示す菌株が高い割合で存在することが明らかとなった.また,ばか苗病に対して比較的低菌量処理で高い発病抑制効果を示すものの中には,イネ苗立枯細菌病に対しても高い発病抑制効果を示す菌株が多数認められた.高い発病抑制効果を示す菌株として,トマト根圏より分離したF. oxysporum SNF-356株,ノシバ根圏より分離したTrichoderma sp. SKT-1株を選抜し,ばか苗病および苗立枯細菌病に対する発病抑制効果を調べたところ,SNF-356株では,1.0×107個/ml以上,SKT-1株は1.0×105個/ml以上の分生子懸濁液処理で,両病害に対して対照の化学薬剤であるイプコナゾール・銅フロアブル剤またはオキソリニック酸水和剤に匹敵する高い発病抑制効果を示した.特にSKT-1株のばか苗病発病抑制効果は,種子の罹病程度に関わらず安定していた.両菌株を種子処理し,育苗期のばか苗病の発病を抑制した苗を本田に移植したところ,出穂期におけるばか苗病の発病頻度は無処理区に比べて明らかに少なかった. |
Databáze: | OpenAIRE |
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