A CASE OF MECKEL'S DIVERTICULUM TORSION

Autor: Akira Sugita, Yasuhisa Mochizuki, Taichi Yabuno, Jun Watanabe, Masazumi Takahashi
Rok vydání: 2010
Předmět:
Zdroj: Nihon Rinsho Geka Gakkai Zasshi (Journal of Japan Surgical Association). 71:2369-2372
ISSN: 1882-5133
1345-2843
DOI: 10.3919/jjsa.71.2369
Popis: 症例は14歳,男性.突然の腹痛,嘔吐を主訴に発症.翌日,腸閉塞の診断で入院となった.腹部CT検査で総腸骨動脈分岐より3cm尾側でwhirl signを認め,その尾側の骨盤内に限局的に拡張した腸管を認め,壁の浮腫像と造影効果減弱を認めた.以上より絞扼性イレウスを疑い,入院当日緊急手術を施行した.イレウスの原因検索のために腹腔鏡下に腹腔内を観察した.骨盤内に先端が盲端で赤黒色に変色し拡張した管状構造物を認めMeckel憩室の軸捻転と診断した.捻転部直上の下腹部正中で小開腹をおきMeckel憩室の楔状切除を施行した.若年者で開腹既往のないイレウスの原因としてMeckel憩室は常に念頭に置くべき疾患であるが,術前診断が困難であることも多い.本症例では,腹腔鏡下にMeckel憩室の捻転と診断,最小限の小開腹下で手術が可能であり,腹腔鏡が診断治療に際し非常に有用であった.
Databáze: OpenAIRE