EARLY GASTRIC CANCER WITH HETEROCHRONIC LIVER METASTASIS AND HIGH SERUM AFP LEVELS AFTER GASTRECTOMY-A CASE REPORT

Autor: Takahiro Akahori, Tetuya Tanaka, Takasi Yoshikawa, Kouji Enomoto, Takao Ohyama
Rok vydání: 2004
Předmět:
Zdroj: Nihon Rinsho Geka Gakkai Zasshi (Journal of Japan Surgical Association). 65:1836-1840
ISSN: 1882-5133
1345-2843
DOI: 10.3919/jjsa.65.1836
Popis: 症例は57歳女性.人間ドックで胃癌の診断を受け,手術目的で来院した.胃X線・内視鏡検査で胃幽門部小彎後壁のIIc型早期胃癌と診断した. AFP値は正常範囲で,腹部エコー, CT検査では異常を認めなかった.腹腔鏡補助下幽門側胃切除を施行した11カ月後に肝外側区域に巨大な転移を認めたため,再手術を施行した.摘出した肝転移巣,リンパ節の免疫組織学的検索で, AFP染色が強陽性であった.また血清AFP値は226,000U/mlと異常高値を示した. TS-1による全身化学療法と,残存肝転移巣にラジオ波焼灼術および肝動注を用いた集学的治療がQOLの改善に貢献した. AFP産生胃癌は進行癌に多いが早期胃癌でも稀に認められ,予後は悪い.術前および術後のAFP測定は転移・再発の早期発見に寄与するものと思われた.
Databáze: OpenAIRE