A CLINICAL STUDY ON 40 CASES OF PERFORATION OF THE SMALL INTESTINE
Autor: | Shinya Hara, Nobumasa Hamaguchi, Kazuhisa Onishi, Noriaki Fujishima, Nobuyuki Kaihotsu, Nobuyuki Tanida |
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Rok vydání: | 2009 |
Předmět: | |
Zdroj: | Nihon Rinsho Geka Gakkai Zasshi (Journal of Japan Surgical Association). 70:12-17 |
ISSN: | 1882-5133 1345-2843 |
DOI: | 10.3919/jjsa.70.12 |
Popis: | 1999年1月から2006年9月までの期間に高知赤十字病院で手術を施行した小腸穿孔症例40例(外傷性20例,非外傷性20例)を対象とし,年齢,性別,原因,臨床症状,画像所見,術前診断,発症から手術までの時間,術式,穿孔部位,術後合併症,転帰について外傷性と非外傷性に分けて臨床的に比較検討した.平均年齢は外傷性で53.3歳,非外傷性で69.9歳であり,いずれも男性に多かった.腹膜刺激症状を認めた症例は外傷性で55.0%,非外傷性で60.0%であり,胸腹部単純X線検査あるいは腹部CT検査で腹腔内遊離ガスを認めた症例は外傷性で70.0%,非外傷性で52.6%であった.術前に小腸穿孔と診断しえた症例は1例もなかった.外傷性穿孔では全例救命しえたが,非外傷性穿孔では治療開始が遅延する傾向にあり,敗血症性ショックに陥った2例で救命しえなかった.腹痛などの腹部症状を主訴とし診断に難渋する症例では,小腸穿孔も念頭に入院後の厳重な経過観察を行うとともに,経時的検査を繰り返し施行し手術のタイミングを逸しないことが重要と考える. |
Databáze: | OpenAIRE |
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