MATHEMATICAL ANALYSIS ON PARENTERAL FLUID THERAPY IN BODY FLUID DISTURBANCES

Autor: Toshio Kato, Ryuichi Hayashi, Hiroshi Inada, Toshiyuki Furukawa, Fumihiko Kajiya, Hiroshi Abe, Norio Itakura
Rok vydání: 1970
Předmět:
Zdroj: Nihon Naika Gakkai Zasshi. 59:1201-1213
ISSN: 1883-2083
0021-5384
DOI: 10.2169/naika.59.1201
Popis: 体液異常時における輸液治療剤の適応を理論的に決定するため, Talbotらの輸液の安全限界を求める公式を一般化した理論式を考案し,この数式を電子計算機を利用して計算,各種の脱水症における輸液の安全限界をXYプロッタによつて作図した.計算の結果,欠乏のない状態では低張域で広い安全限界が得られ,腎機能障害時には高張側で安全域が狭まることが認められた.水欠乏性脱水症では,滲透圧安全限界は欠乏量の多少にかかわらず60~235m Osm/1の低張域に存在し,食塩欠乏性脱水症では200m Osm/l近傍の輸液剤の安全域が大きい.各種の水Na欠乏を組合せた混合性脱水症では, 75~155m Osm/lの低張域で最大安全幅があり,慢性出血による脱水の安全域も85~165m Osm/1に存在する.一方腎機能障害時の混合性脱水での安全域は低張域側で狭まつた.以上の結果から,欠乏時の輸液も欠乏のない状態と同様低張液の使用が原則となると結論しえた.
Databáze: OpenAIRE