A CASE OF PERFORATION OF THE TRANSVERSE COLON PRESENTING WITH INTUSSUSCEPTION CAUSED BY ASCENDING COLON CANCER

Autor: Shozo Sasaki, Shigeru Takegawa, Yoshiyuki Kurosaka, Yoshio Michiwa, Masato Kiriyama, Yasuhiko Kojima
Rok vydání: 2006
Předmět:
Zdroj: Nihon Rinsho Geka Gakkai Zasshi (Journal of Japan Surgical Association). 67:1338-1341
ISSN: 1882-5133
1345-2843
Popis: 症例は87歳,女性.脳梗塞,認知症にて近医に入院中であった平成17年1月1日頃より嘔吐が出現し,下痢と便秘を繰り返していた. 1月20日のCT検査で腸重積症と診断され当院に紹介となった.腹部は緊満し腹膜刺激症状を認め,右側腹部には手拳大の腫瘤を触知した.入院時検査所見では貧血,低アルブミン血症を認め,炎症反応が高値であった.当院で施行したCT検査では腹水を伴う回盲部型の腸重積とfree airを認め,腸重積に伴う腸管穿孔と診断し緊急手術を行った.開腹時,腹腔内には粘液が貯留し,横行結腸肝彎曲部よりの穿孔部から強い浮腫を伴った重積腸管の粘膜面が腹腔内に露出していた.横行結腸内に先進部となった1型悪性腫瘍を認め, D2郭清を伴う結腸右半切除術を行った.術後経過は良好で術後25日目に転院された.成人の腸重積は慢性の経過をたどることが多いが,高齢者では穿孔の可能性も考慮して加療する必要があると考えられた.
Databáze: OpenAIRE