Relationship between the visceral fat area and adipocytokine in hemodialysis patients-Usefulness of high molecular weight adiponectin-leptin ratio
Autor: | Ryukichi Hada, Akishi Momose, Yuriko Terayama, Tomihisa Funyu, Chikako Tsutaya, Megumi Tsushima, Chikara Ohyama |
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Rok vydání: | 2007 |
Předmět: | |
Zdroj: | Nihon Toseki Igakkai Zasshi. 40:595-602 |
ISSN: | 1883-082X 1340-3451 |
DOI: | 10.4009/jsdt.40.595 |
Popis: | 脂肪細胞から分泌されるアディポネクチンとレプチンは肥満と密接に関連し, その血中濃度は男性より女性が高値, また一般人口にくらべ透析患者で高値を示すとされている. 著者らは, 透析患者の内臓脂肪面積を評価する新しい指標を得るために, 透析患者におけるアディポネクチンおよびレプチンと内臓脂肪面積との関連を検討した. 対象は, 血液透析患者104例と腎機能正常者35例 (対照) である. 測定項目はアディポネクチン (Adipo), レプチン (Lep), 内臓脂肪面積, 皮下脂肪面積であり, 加えて総アディポネクチンに対する高分子量アディポネクチンの比 (h-Adipo/t-Adipo) とアディポネクチンとレプチンの比 (Adipo/Lep ratio) を求めた.透析患者を内臓脂肪面積により, I群 (40cm2未満), II群 (40~70cm2), III群 (70~100cm2), IV群 (100cm2以上) に分類した. 総アディポネクチン, 高分子量アディポネクチン, レプチンおよびh-Adipo/t-Adipoは男性にくらべ女性が高値であった. また, I群にくらべ, 総アディポネクチンと高分子量アディポネクチンおよびh-Adipo/t-AdipoはIV群で有意に低値, レプチンはIII群とIV群で有意に高値, t-Adipo/Lep ratioとh-Adipo/Lep ratioはIII群とIV群で有意に低値であった. とくにh-Adipo/Lep ratioはIII群に対してもIV群で有意低値であった. 総アディポネクチン, 高分子量アディポネクチンおよびレプチンは男女それぞれに内臓脂肪面積と有意な相関性を認めた. h-Adipo/Lep ratioのlog値は男女ともに内臓脂肪面積と有意な負相関を示し, 2つの回帰直線の勾配は一致していた. 以上より, 透析患者においてh-Adipo/Lep ratioのlog値は内臓脂肪面積の指標として有用と考えられた. |
Databáze: | OpenAIRE |
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