Surgical Treatment for Early Rectal Cancer

Autor: Yoichi Tanaka, Hirohiko Sakamoto, Takashi Migita, Takeshi Sekine, Yojiro Hashiguchi
Rok vydání: 2000
Předmět:
Zdroj: The Japanese Journal of Gastroenterological Surgery. 33:590-595
ISSN: 1348-9372
0386-9768
Popis: 1975年から1997年2月までの直腸早期癌74例 (m癌38例, sm癌36例(sm119例, sm213例, sm314))例について手術適応と術式選択の問題点を検討した. 壁深達度m, sm1を低深達度, sm2, sm3を高深達度とした. リンパ管侵襲陽性率は低深達度では2%(47例中1例)に対し, 高深達度では67%(27例中18例). 静脈侵襲陽性率は低深達度では4%(2例)に対し, 高深達度では56%(15例)であった. 郭清を行った41例についてリンパ節転移を検索したところ, sm3の2例(n1(+))に認められた. したがって低深達度早期癌には局所切除術, 高深達度早期癌には腸切除が妥当と考えられた. そこで低深達度早期癌に腸切除を施行したものを過大手術, 高深達度早期癌に局所切除を施行したものを過小手術として検討した. 過大手術は28%(74例中21例), 過小手術は9%(7例)に認められ, 直径3cm以上の大型の腫瘍, 表面型早期癌では術式選択を誤りやすいことが示唆された.
Databáze: OpenAIRE