Characteristics of landslide deposits overriding and covering a fracture zone and estimation of lateral offset of an active fault based on their collapse direction analysis. An example from the Median Tectonic Line, Funato area, central Shikoku, Japan

Autor: Shuichi Hasegawa, Tsuyoshi Haraguchi, Shin-ichiro Hinoki, Hidemi Tanaka
Rok vydání: 2000
Předmět:
Zdroj: The Journal of the Geological Society of Japan. 106:385-396
ISSN: 1349-9963
0016-7630
DOI: 10.5575/geosoc.106.385
Popis: 徳島県池田町船戸地域における中央構造線池田断層に沿って分布する破砕帯埋積地すべり堆積物の滑落方向の解析, ならびに同堆積物の水平隔離量に基づいて池田断層の右横ずれ変位量を検討した.(1)地すべり堆積物中のブロック中の開口割れ目の方向性, (2)地すべり基底地すべり面の湾曲構造, (3)地すべり堆積物の滑落によって湾曲した断層破砕帯の姿勢, からステレオネット上で解析した滑落方向はいずれも, NNW→SSEとなり, よい一致を示した.この解析から地すべり堆積物の発生源はNNW方向に求められたが, その方向に滑落崖が存在しないことから, 次の二つの可能性が指摘された.(1)滑落崖はかつてNNW方向に存在したが, 崩壊, 侵食によって失われている.(2)滑落崖がNNW方向にもともと存在せず, 地すべり堆積物は中央構造線活断層系の右横ずれ運動に伴うシャッターリッジとして, 東方から移動した.この場合活断層の変位量は最大約30 mとなる.
Databáze: OpenAIRE