A case of acute superior mesenteric artery occlusion with hepatic portal venous gas in a maintenance hemodialysis patient
Autor: | Syuji Ito, Yoshikazu Kuroki, Mutsuhiro Naruyama, Youji Morikawa, Hirokazu Ikeuchi, Tetsuya Ito |
---|---|
Rok vydání: | 2004 |
Předmět: | |
Zdroj: | Nihon Toseki Igakkai Zasshi. 37:1323-1326 |
ISSN: | 1883-082X 1340-3451 |
Popis: | 門脈ガス血症を伴う急性上腸間膜動脈閉塞症を発症した維持透析患者の1救命例を経験したので報告する. 患者は58歳の男性. 51歳時に糖尿病性腎症のため血液透析導入となった. 平成13年1月9日夜より腹痛が出現し, 当日救急外来受診し入院した. 翌10日, 血液検査上, 炎症所見は著明でなかったが, 腹部CTで門脈内ガス像を認めたため開腹術を施行した. Treiz靱帯より約80cm, 肛門側から回腸末端部約5cm口側までの小腸に広範囲な壊死を認め, 急性上腸間膜動脈閉塞症と診断した. 切除腸管は約320cmであった. 術後短腸症候群による下痢が持続するため2月20日より完全非経口栄養 (total parenteral nutrition: 以下TPNと略す) を開始した. 4月23日には在宅高カロリー輸液と経腸栄養剤の経口摂取が可能となり退院した. 門脈ガス血症を伴う急性上腸間膜動脈閉塞症の予後は不良とされている. 門脈ガス血症を伴う場合には, 腸管が広範囲に壊死している可能性が高く直ちに開腹術を行う必要がある. |
Databáze: | OpenAIRE |
Externí odkaz: |