Evaluation of sagittal reformatted CT images
Autor: | Masahiko Funato, Akiyuki Shinya, Takayoshi Hiruma, Tadaharu Kawawa, Ryoichi Furuya, Takeshi Suganuma |
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Rok vydání: | 1996 |
Předmět: | |
Zdroj: | The Journal of Japanese Society of Stomatognathic Function. 2:141-149 |
ISSN: | 1883-986X 1340-9085 |
DOI: | 10.7144/sgf.2.141 |
Popis: | 本研究では, 顎関節X線CT再構築矢状断像から顆頭位の定量的評価を行うために適した撮影方法を検討し, 再構築矢状断像による顆頭位の測定精度について検討した.被写体として乾燥頭蓋骨3個 (6関節) を用い, 再構築矢状断像を得るのに適した撮影法を検討した.次に再構築矢状断像および矢状断断層撮影像における顆頭位の測定精度について比較検討を行った.顆頭位の基準として関節腔模型を付加型シリコーン印象材にて製作した.測定は万能投影機にて行い, 関節腔模型の値と再構築矢状断像および矢状断断層像との値の差を誤差として求めた.さらに顎機能障害患者20人40関節の再構築矢状断CT像の観察を行った.その結果,1) 90°, 80°および70°の冠状断データからは, 鮮明な顆頭と関節窩の矢状断像が描出され, 定量的測定が可能であった.2) 顆頭位の測定誤差は再構築矢状断CT像で平均0.1mm, 矢状断断層像では平均0.25mmであった.3) 6関節中の1関節において, 矢状断断層像では大きな誤差が認められ, 矢状断断層撮影法では関節形態によって大きな誤差の生じる場合のあることがわかった.4) 顎機能障害患者の28関節において, 乾燥頭蓋骨と同様に, 鮮明な顆頭と関節窩の像が描出された.これらの結果から, 冠状断からの再構築矢状断像ではすべての関節において, 顆頭位の正確な測定および臨床応用が可能であると考えられた. |
Databáze: | OpenAIRE |
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