A Case of Non-functioning Endocrine Carcinoma with Portal Vein Tumor Thrombus
Autor: | Goro Honda, Masanao Kurata, Takayuki Okuno, Koji Tsuruta, Yukihiro Okuda, Tatsuto Nishigori, Tetsuo Nemoto, Takafumi Tamura |
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Rok vydání: | 2011 |
Předmět: | |
Zdroj: | The Japanese Journal of Gastroenterological Surgery. 44:1280-1286 |
ISSN: | 1348-9372 0386-9768 |
DOI: | 10.5833/jjgs.44.1280 |
Popis: | 症例は57歳の男性で,近医の超音波検査で門脈の異常を指摘され当科を受診した.造影CTで門脈内腫瘍栓を伴う造影効果の乏しい5cm大の腫瘍を膵尾部に認めた.膵内分泌癌を最も疑い,門脈内腫瘍栓摘出を伴う膵体尾部切除術を施行した.病理組織学的に類円形偏在核をもつ腫瘍細胞が索状,ロゼット様構造を呈し,著明な脈管侵襲と脾動脈周囲リンパ節転移を認めたが,核分裂像は0-1個/10視野であった.免疫染色でKi67ラベルインデックスは2%以下,chromogranin,synaptophysin,CD56は陽性,膵ホルモンはいずれも陰性で,非機能性高分化型膵内分泌癌と診断した.術後24か月経過し無再発生存中である.門脈内腫瘍栓を伴う非機能性膵内分泌癌は本例を含めて5例の報告があるに過ぎないが,遠隔転移を有する場合でも外科切除で長期予後が得られており,積極的な切除が治療の第一選択と考えられる. |
Databáze: | OpenAIRE |
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