A CASE OF INTERNAL HERNIATION CAUSED BY ADHESIONS BETWEEN AN INVERTED HERNIA SAC AND THE MESENTERY PROPER
Autor: | Atsushi Tanabe, Takayuki Miura, Takaaki Araki, Michiaki Unno, Fuyuhiko Motoi, Nobuo Ebina |
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Rok vydání: | 2010 |
Předmět: | |
Zdroj: | Nihon Rinsho Geka Gakkai Zasshi (Journal of Japan Surgical Association). 71:3002-3006 |
ISSN: | 1882-5133 1345-2843 |
Popis: | 症例は58歳,男性.平成20年夏頃より立位にて膨隆する左鼠径ヘルニアを認めていた.平成21年8月下旬,鼠径部の膨瘤が起床時より増大し,数十分ほどで軽快したものの腹痛が持続するため当院受診,経過観察のため入院となった.翌日の腹部レントゲン写真にて小腸に鏡面像を認めたため,イレウス管による減圧を開始し腹部症状,炎症所見は改善したが小腸の拡張所見は変わらなかった.開腹歴もあり癒着性イレウスも否定できず第7病日に手術を施行した.開腹所見では左内鼠径輪より内翻したヘルニア嚢が小腸間膜と炎症性に癒着しバンドを形成して小腸が嵌入,絞扼されていた.絞扼を解除すると回腸の循環障害はなく蠕動も良好であり,腸管は切除せずヘルニア嚢を切除,クーゲルパッチを鼠径部腹膜前腔に留置して手術を終了した.経過は良好で術後13病日で退院となった.本邦での報告例はなく極めて稀な症例であると考え報告する. |
Databáze: | OpenAIRE |
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