Determination of trace mercury by dithizone chromatography

Autor: Takashi Ashizawa
Rok vydání: 1961
Předmět:
Zdroj: BUNSEKI KAGAKU. 10:443-448
ISSN: 0525-1931
DOI: 10.2116/bunsekikagaku.10.443
Popis: 微量の水銀をジチゾン四塩化炭素溶液で抽出しアルミナクロマトグラフ法で定量する方法を検討した.濃厚なジチゾン溶液でくりかえし抽出することにより塩酸溶液からも水銀を抽出することが可能である.過剰のジチゾンは含水量10%のアルミナを内径0.7cm,高さ5cmにつめた吸着管に抽出液を通し,クロロホルムで溶離することにより水銀と分離される.水銀ジチゾン錯塩の溶離液はクロロホルム+酢酸の混液で2mlまたは5mlにうすめ490mμで吸光度を測定する.本法によって多量の銅と共存する1μg以下の水銀が定量可能であった.クロマトグラフ分離に要する時間は約10分間である.
Databáze: OpenAIRE