TWO CASES OF APPENDICOLITHIASIS AND THE CHEMICAL COMPOSITIONS OF APPENDICEAL CALCULI

Autor: Shinsuke Yoshizaki, Shinichi Mise, Chikage Iguchi, Ryusuke Denno
Rok vydání: 2011
Předmět:
Zdroj: Nihon Rinsho Geka Gakkai Zasshi (Journal of Japan Surgical Association). 72:2302-2306
ISSN: 1882-5133
1345-2843
DOI: 10.3919/jjsa.72.2302
Popis: 虫垂結石症は,結石が指圧でつぶれない,腹部単純X線に写る程度の無機物を含むもの,等の定義があるが,まだ議論があり結石の成分分析等の詳細な検討は少ない.症例1:21歳,男性.主訴は右下腹部痛.腹部X線検査,腹部CTで虫垂に一致して石灰化像認め,腹部超音波検査では虫垂に音響陰影を伴う強エコー像あり虫垂結石症と診断された.虫垂切除術施行し,虫垂内に18×7mmの結石を認めた.成分分析では脂肪酸Ca 49%,リン酸Ca 30%,炭酸Ca 21%であった.症例2:24歳,男性.主訴は右下腹部痛.腹部X線検査,腹部CTで虫垂に一致して石灰化像認め,腹部超音波検査では虫垂に音響陰影を伴う強エコー像あり虫垂結石を伴う急性虫垂炎と診断された.虫垂切除術施行し,10×10mmの結石認めた.成分分析では炭酸Ca 55%,リン酸Ca 45%であった.虫垂結石症の成分分析について自験例を含めて文献上の報告と併せて検討した.
Databáze: OpenAIRE