A Case of Primary Sclerosing Cholangitis Complicating Cholangiocarcinoma
Autor: | Hiroaki Takenaka, Senya Ohshima, Kazuhiro Iwase, Tohru Ishizaka, Toshihiro Oohata, Tomoyuki Tanaka, Yoshiharu Nishimura, Masayoshi Inoue, Takahito Ohnishi, Katsuhide Yoshidome, Motohide Takagaki, Toshiya Bessho |
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Rok vydání: | 1993 |
Předmět: | |
Zdroj: | The Japanese Journal of Gastroenterological Surgery. 26:923-926 |
ISSN: | 1348-9372 0386-9768 |
DOI: | 10.5833/jjgs.26.923 |
Popis: | 原発性硬化性胆管炎 (PSC) として経過観察中に胆管癌の併発を認めた1例を経験したので報告した.症例は32歳の女性で, 閉塞性黄疸にて入院し, 内視鏡的逆行性胆管造影および経皮経肝胆管造影にて総胆管は3管合流部で限局性に閉塞していた.胆管癌との診断のもと, 開腹したところ切除不能の胆管癌が疑われたが, 総胆管狭窄部の組織所見で悪性所見は認めなかった.内瘻化チューブを留置し, PSCとして3年5か月にわたる経過観察を行った.その間, チューブの閉塞を繰り返したため, 再手術の適応とした.肝左葉は萎縮していたため, 肝左葉切除, 胆管切除, 右肝管空腸吻合術を施行した.組織学的には総胆管閉塞部には悪性所見は認めなかったが, 肝左葉の1部に胆管癌の併存を認めた.PSCに胆管癌を併発した症例は本邦において2例が報告されているに過ぎないが, PSCの取り扱いに際しては, 胆管癌併発に注意する必要があると考えられた. |
Databáze: | OpenAIRE |
Externí odkaz: |