A CASE OF INTESTINAL TUBERCULOSIS DIAGNOSED AS MALIGNANT DISEASE PREOPERATIVELY

Autor: Riko Kitazawa, Satoru Hayashi, Yoshitaka Takeda
Rok vydání: 2004
Předmět:
Zdroj: Nihon Rinsho Geka Gakkai Zasshi (Journal of Japan Surgical Association). 65:410-413
ISSN: 1882-5133
1345-2843
DOI: 10.3919/jjsa.65.410
Popis: 症例は40歳,女性.腹部膨満,嘔吐を主訴に来院した.内視鏡検査にて横行結腸に閉塞を認め,悪性疾患と診断し開腹手術を行った.手術所見では右側結腸および終末部回腸に多発性の病変を認めた. 70cmの終末部回腸切除を伴う右半結腸切除術を施行した.摘出標本の所見では,結腸,回腸に多発性の壁肥厚を伴う潰瘍形成を認め,組織所見では乾酪壊死巣と巨細胞を伴う肉芽腫を認めた. Ziehl-Neelsen染色では巨細胞の胞体内に抗酸菌を認め,腸結核と診断した.特に基礎疾患を認めない症例においても,腸結核の存在を念頭に置いた診療が必要であると考えられた.
Databáze: OpenAIRE