Autor: | Yoshiaki Fukuda, Taiji Furukawa, Takayoshi Sato, Tamio Teramoto, Goro Endo, Katsuyuki Kobayashi, Masaki Mori |
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Rok vydání: | 2001 |
Předmět: | |
Zdroj: | Japanese Journal of Electrocardiology. 21:3-13 |
ISSN: | 1884-2437 0285-1660 |
DOI: | 10.5105/jse.21.3 |
Popis: | フリーラジカルによる, Ca2+チャネル修飾の細胞内機序を明らかにする目的で, モルモツト単離心室筋細胞に全細胞膜電位固定法を適用し, フリーラジカル発生系としてのt-ブチルヒドロパーオキシド (TBH) を作用させた際のCa2+電流の変化を検討した.Ca2+電流は, 保持電位一60mVより10秒ごとに200msecの脱分極パルスを与えることにより惹起し, TBH (0.1mM, 1.0mM) を細胞外液中に加えた.TBHO.1mMはCa2+電流を24.6±5.1%抑制した (n=11) が, 脱分極パルスの頻度を60秒に1回とすると, 抑制率は8.2±1.7%に減少した (n=6) , 細胞外液中のCa2+を等濃度のBa2+で置換すると, TBHはBa2+電流を増加させた (n=12) .細胞をあらかじめ, 非特異的リン酸化酵素阻害剤H-7, 特異的Cキナーゼ阻害剤chelerythrineまたはcalphostin-Cを作用させた後TBHを作用させると, TBHのCa2+電流抑制作用は減少した.TBH 0.1mMならびにcalphostin-C100nM存在下ではCa2+電流は徐々に増加した.また, calphostin-CはTBHのBa2+電流増加作用も消失させた.これらの結果は, TBHはCキナーゼ依存性にモルモット心室筋Ca2+電流に作用することを示している, 同作用は通常抑制性であるが, 条件によってはCa2+電流の増加をきたし, 細胞内Ca2+負荷に関与する可能性が示唆された. |
Databáze: | OpenAIRE |
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