A Study of Factors Regulating Number of New-Born Babies Explored from the Change of the Delivery Intention Based on Pregnancy Ranking

Autor: Kiyoko Hiramatsu
Rok vydání: 2003
Předmět:
Zdroj: Kazoku syakaigaku kenkyu. 15:27-36
ISSN: 1883-9290
0916-328X
DOI: 10.4234/jjoffamilysociology.15.27
Popis: 本研究は個人の出産意図が妊娠順位別に異なることに着目して, 妊娠順位別に異なる出生児数規定要因を析出した。まず第1妊娠に際して, 「仕事の都合を考慮」, 「経済的安定を考慮」を指摘した人には既存子ども数「0人」「1人」が多かった。また第1, 第2妊娠に際して「年齢・体力を考慮」を指摘した人は, 負担を意識しつつも産むものの, さらなる子どもは産まない傾向がみられた。全体的に第2妊娠は(きょうだい願望)に後押しされて計画的かつ積極的であった。ところが第3妊娠では出生停止意図が高まり, 「年齢・体力を考慮」の要因が葛藤を高めていることが分かった。さらに, 子どもが「2人」いてもなお潜在的出産願望を持つ人が少なくないことが指摘された点に注目すべきである。これらの結果から, 1) セーフティーネットとなる子育て支援策の拡充と雇用政策との両輪で展開し, 2) 青少年や親となる人にペアレンティング教育を行い性と生殖に関する主体的な自己決定能力と育児に必要実践的知識を提供することなどが欠かせないと考えられる。
Databáze: OpenAIRE