Analysis and Estrogenic Activity of Bisphenol A and Other Chemicals Released from Waste Paper by Pulping

Autor: Hiroaki Shiraishi, Fujio Shiraishi, Tatsushi Shiozawa, Hitoshi Fukazawa, Yoshiyasu Terao, Masayuki Watanabe
Rok vydání: 2004
Předmět:
Zdroj: Journal of Environmental Chemistry. 14:65-71
ISSN: 1882-5818
0917-2408
DOI: 10.5985/jec.14.65
Popis: 試験用離解機を用いて古紙原料の離解排水を作成し, そのBPA濃度を測定した。8種類の古紙原料のうち, 感熱紙で440mg/lと高濃度のBPAが検出された。さらに, ワープロ用あるいはFAX用の11種類の感熱紙について検討したところ, 1999年以前に製造された感熱紙の離解排水で170~460mg/lのBPAが検出された。しかし, それ以降に製造された感熱紙ではBPA濃度が大きく低下することや, 顕色剤としてBPSあるいはBPS-monoPが検出されることが示された。これらのことから, 感熱紙の顕色剤としてBPAから他の製品への切り替えが進んでいることが示唆された。また, 増感剤としてm-テルフェニル, 4-ベンジルビフェニル, 1, 2-ビス (3-メチルフェノキシ) エタン及びベンジル2-ナフチルエーテルも検出された。感熱紙に含まれる可能性のある物質について酵母ツーハイブリッド・アッセイ法によるエストロゲン・アゴニスト試験を行ったところ, 4-ヒドロキシ安息香酸ベンジルとトリフェニルメタンにBPAより強い活性が認められた。
Databáze: OpenAIRE