D-lactic Acidosis after Massive Small Bowel Resection in a Child

Autor: Takehito Oshio, Yukari Haring, Tomoya Hinoki, Masao Hind, Masaaki Oshita
Rok vydání: 2002
Předmět:
Zdroj: Nihon Rinsho Geka Gakkai Zasshi (Journal of Japan Surgical Association). 63:1700-1703
ISSN: 1882-5133
1345-2843
DOI: 10.3919/jjsa.63.1700
Popis: D-lactic acidosisは,通常検出されないD型乳酸の増加によりアシドーシスを惹起する疾患で,短腸症候群の患児に稀に発症する.われわれは,新生児期に回腸閉鎖のために回盲弁を含んだ小腸広範囲切除術(残存小腸75cm)を施行した患児に,代謝性アシドーシスを併発し, 2回目の発症時にD-lactic acidosisと診断した症例を経験したので報告する.本症例においては, D型乳酸の測定は行っていないが,発症時の便培養においてLactobacillus fermentumが90%以上を占めており,これが診断の根拠となった.治療法は,重曹の内服を3ヵ月間行った.治療開始以降,便の細菌叢の正常化を認め,その後同様の症状の出現を認めなかった.
Databáze: OpenAIRE