A case of cerebral venous sinus thrombosis occurring after removal of a hydatidiform mole

Autor: Shinji Nakajima, Haruo Nakamura, Yuji Morimoto, Ryoji Nishioka
Rok vydání: 1992
Předmět:
Zdroj: Nosotchu. 14:505-510
ISSN: 1883-1923
0912-0726
DOI: 10.3995/jstroke.14.505
Popis: 胞状奇胎の摘出後に脳静脈洞血栓症を引き起こした一女性例を報告する.不正性器出血と下腹部腫瘤を自覚し, 胞状奇胎と診断され子宮内容除去術を施行された.術後5日目より頭痛, 右上肢麻痺, 随意眼球運動の制限, 意識障害, 痙攣が出現。検査では, 凝固系, 線溶系, 血小板機能の亢進を認めた.また血中胎盤絨毛性ゴナドトロピンは胞状奇胎摘出の前後で大きく変化した (200,000から20,000IU/L).MRI, CT, 脳血管造影で上矢状洞前半部・左横静脈洞血栓症を認めた.抗凝固・血栓溶解療法が奏効し, 検査値上, 凝固機能亢進も正常化した.類妊娠状態といえる胞状奇胎に脳静脈洞血栓症を合併したとの報告はなく, 脳静脈洞血栓症の成因を考える上で興味ある症例と考えられた.
Databáze: OpenAIRE