A case of unruptured peripheral middle cerebral artery aneurysm associated with Churg-Strauss syndrome
Autor: | Naofumi Isono, Toshihiko Kuroiwa, Yoko Takekita, Shinji Kawabata, Ryusuke Ogawa |
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Rok vydání: | 2010 |
Předmět: | |
Zdroj: | Nosotchu. 32:80-85 |
ISSN: | 1883-1923 0912-0726 |
Popis: | Churg-Strauss症候群(CSS)はアレルギー性肉芽腫性血管炎で,全身の合併症として気管支喘息,多発性単神経炎,腎障害,消化器症状,皮膚症状等,多臓器にわたり血管炎による症状を呈するが,脳血管病変を呈することは少なく,脳動脈瘤合併の報告は稀である.今回我々は,CSSの経過中に未破裂脳動脈瘤を合併した1例を経験した.本例では,一過性意識消失発作をきっかけに,頭部MRAにて左中大脳動脈末梢部の動脈瘤を疑われ,脳血管撮影にて左後側頭動脈に未破裂脳動脈瘤を認めた.開頭によりクリッピング術を行い,動脈瘤の病理組織標本では,線維性結合組織が増加し肥厚した壁構造を示していた.CSSの死因としては脳内出血が16% にみられるが,これは脳の血管炎と高血圧によるものであり,CSSと脳動脈瘤の合併例は我々が調べた限りでは1例のみであった.また動脈瘤の発生部位は中大脳動脈の末梢部で,性状も通常の動脈瘤と比べて非典型的であったことから,肉芽腫性血管炎に関連した病態であると考えられた. |
Databáze: | OpenAIRE |
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