A Case of Retrograde Intussusception Caused by a Pedunculated Adenoma of the Sigmoid Colon

Autor: Hiroaki Tomimatsu, Yoshiko Bamba, Tatsuya Nakano, Shingo Kameoka
Rok vydání: 2006
Předmět:
Zdroj: The Japanese Journal of Gastroenterological Surgery. 39:412-416
ISSN: 1348-9372
0386-9768
DOI: 10.5833/jjgs.39.412
Popis: S状結腸有茎性腺腫に起因する成人逆行性腸重積の1例を経験したので報告する. 症例は72歳の男性で, 左下腹部痛を主訴とし緊急入院となった. 左下腹部には約7cm大の弾性硬な腫瘤を認めた. 腹部単純X線検査では小腸から脾彎曲部までのガス像を, 腹部CTでは下行結腸にtarget signを認め, その口側に拡張腸管を, その肛門側に腸間膜の腸管内に陥入する像を認めた. 注腸造影X線検査では, 鳥の嘴状の完全狭窄を認めた. 以上の所見より, 逆行性腸重積と診断し開腹手術を施行した. S状結腸が口側に陥入し, 下行結腸に先進部を触知する逆行性の腸重積であり, S状結腸切除術を施行した. S状結腸に35×21×16mmの有茎性腫瘍を認め, 病理組織診断は腺腫であった. 成人逆行性腸重積は極めてまれであり, 文献的考察を加えて報告する.
Databáze: OpenAIRE