A case of liver metastasis from follicular cell carcinoma of the thyroid with similar image findings to hepatocellular carcinoma

Autor: Yamada Norie, Aida Yoshio, Matsunaga Kotaro, Doi Masakazu, Ikeda Hiroki, Baba Satoshi, Asakura Takeshi, Ko Seiyo, Okamoto Masaru, Kobayashi Minoru, Takagi Masayuki, Otsubo Takehito, Kobayashi Shinjiro, Fukuda Yasunobu, Koike Junki, Nagase Yoshihiko, Suzuki Michihiro, Matsumoto Nobuyuki, Hattori Nobuhiro, Okuse Chiaki, Takahashi Hideaki, Ishii Toshiya, Koizumi Satoshi
Rok vydání: 2011
Předmět:
Zdroj: Kanzo. 52:477-484
ISSN: 1881-3593
0451-4203
DOI: 10.2957/kanzo.52.477
Popis: 症例は63歳女性.2009年9月の健診でγ-GTPの軽度上昇認め,腹部超音波検査を施行し,肝右葉に腫瘤病変を指摘され当院紹介となった.血液生化学検査においてγ-GTP以外の肝胆道系酵素に上昇はなく,肝炎ウイルスマーカー,腫瘍マーカーを含め異常所見は認めなかった.US,CT,MRI画像所見では,肝右葉に80 mm大の内部壊死を伴う多血性腫瘍を認め,肝細胞癌(HCC)が疑われた.腰痛の訴えから施行した腰椎MRI検査では,腰椎(L4)に肝腫瘍と同様の造影パターンを呈する径10 mm大の腫瘍を認めた.以上の所見から,多血性の転移性肝腫瘍は否定できないも,HCCおよびHCCの骨転移が強く疑われた.遠隔転移を認めたが,肝腫瘍の局所制御目的で2009年12月に肝右葉切除を施行.病理検査にて甲状腺濾胞癌の肝転移と診断した.本例は48歳時甲状腺腫の手術既往が有り,当時の切除標本では癌の合併は認められなかったが,15年の経過を経て,肝転移,骨転移を来したと考えられた.画像所見がHCCと類似し術前診断が困難であった甲状腺濾胞癌肝転移の1例を経験したので報告する.
Databáze: OpenAIRE