Forefront of medical science and medical care.Respiratory tract diseases and guidance for nosmoking
Autor: | Masahiko Kawakami |
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Rok vydání: | 1999 |
Předmět: | |
Zdroj: | Nihon Naika Gakkai Zasshi. 88:362-367 |
ISSN: | 1883-2083 0021-5384 |
DOI: | 10.2169/naika.88.362 |
Popis: | 男の喫煙者は非喫煙者の4.5倍肺癌で死亡し,禁煙開始年齢が早いほど肺癌で死亡しやすいなど,禁煙は肺癌の最も明白な危険因子とされている.また禁煙習慣は一秒量の経年的低下を速めるなど,慢性閉塞性肺疾患の危険因子の筆頭に挙げられている.禁煙は呼吸器系の易感染性に寄与し,気管支喘息の発症をうながす.禁煙関連呼吸器疾患には,このほか慢性気管支炎,気胸,好酸救性肉芽腫症などがあげられる.さらに受動禁煙もこれらの疾患発症に関与する.禁煙によりこれらの疾患の危険が減少する.禁煙は過敏性肺炎におけるようにその発症を抑制することもあるが,恩恵に比し害悪のほうが圧倒的に大きい.呼吸器疾患に特異的な禁煙指導はない.禁煙指導には禁煙の動機づけと,禁煙衝動を弱めるための生活スタイルの修正に関するアドバイスが含まれる.ニコチン置換療法が効果的である.禁煙再開防止のための支援も必要である. |
Databáze: | OpenAIRE |
Externí odkaz: |