The Influence on the Inner Structure of Polypropylene and the Properties by Ozone-oxidation
Autor: | Tetsuji Matsui, Akiyoshi Yamaoka, Jun Yamauch |
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Rok vydání: | 1992 |
Předmět: | |
Zdroj: | NIPPON KAGAKU KAISHI. :732-738 |
ISSN: | 2185-0925 0369-4577 |
DOI: | 10.1246/nikkashi.1992.732 |
Popis: | ポリプロピレンをオゾン酸化した時生成するペルオキシルラジカルをESR(insitec)で追跡し,このESRスペクトル強度のオゾン酸化時間およびオゾン停止後の放置時間依存性を調べた。また,13GNMRスペクトルよりペルオキシルラジカル生成位置を,IRスペクトルおよびヨウ素酸化滴定法によりペルオキシルラジカルの分解生成物を調べた。これらの結果から先に提出したポリプロピレンのオゾン酸化機構を確認するとともに,ポリエチレンの場合と比較した。その中で,第二級炭素位鐙にペルオキシルラジカルが生じるポリエチレソと違って,ポリプロピレンには極めて安定な第三級炭素位置のペルオキシルラジカルが関与していることがわかった。つぎに,オゾン酸化ポリプロピレンの分子量および分子量分布を測定することにより分子鎖切断の様子を知るとともに,これらがポリプロピレソの結晶化度,配向度,複屈折などの微細構造におよぼす影響について調べた。また,機械的性質および熱的性質におよぼす影響についても調べた。その結果,オゾン酸化によりかなりの程度で分子量が低下し,分布もやや小さくなることがわかった。これらは機械的性質および熱的性質にかなり影響をもたらすが,結晶化度,配向度,複屈折などの値にはほとんど影響をおよぼさなかった。 |
Databáze: | OpenAIRE |
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