A CASE OF MALIGNANT LYMPHOMA OF THE SMALL INTESTINE IN WHICH RETROGRADE ENTEROGRAPHY WAS USEFUL IN DIAGNOSIS

Autor: Makoto Kataoka, Yoshiyuki Kuwabara, Hiroki Kurehara, Masahiko Yamazaki, Koichiro Nakano, Shunichi Fukao
Rok vydání: 2004
Předmět:
Zdroj: Nihon Rinsho Geka Gakkai Zasshi (Journal of Japan Surgical Association). 65:2944-2948
ISSN: 1882-5133
1345-2843
Popis: 消化管原発悪性腫瘍の中でも小腸悪性リンパ腫は比較的稀で,その診断は容易ではない.今回われわれは小腸腫瘍の診断に逆行性回腸造影が有効であった1例を経験したので報告する.症例は54歳の男性で,臍左側の痛み,下血にて当院を受診した.血液検査にて貧血を認め精査・治療目的に当院入院となった.上部・下部消化管内視鏡検査では出血部位が認められなかった.小腸造影を施行したところ,下部小腸に狭窄が疑われ,さらに逆行性回腸造影にて2カ所の狭窄部位を認め,腹部CT所見と併せて小腸悪性リンパ腫と診断した.手術は2カ所の回腸腫瘍を含む小腸部分切除術を施行した.病理組織学的検査ではLSG分類の悪性リンパ腫,濾胞性リンパ腫,混合型と診断された.小腸腫瘍は診断が容易ではなく,逆行性回腸造影による小腸X線検査の重要性を再認識した.
Databáze: OpenAIRE