A CASE OF INTRAHEPATIC STONE 20 YEARS AFTER SURGERY FOR CONGENITAL BILIARY DILATATION

Autor: Hiroyasu Kobori, Toshiaki Baba, Mutsuo Sasaki, Kageyoshi Seino, Yuzuru Sugiyama, Hideaki Nakazawa
Rok vydání: 2004
Předmět:
Zdroj: Nihon Rinsho Geka Gakkai Zasshi (Journal of Japan Surgical Association). 65:168-171
ISSN: 1882-5133
1345-2843
DOI: 10.3919/jjsa.65.168
Popis: 先天性胆道拡張症(以下,本症)の手術術式は,嚢胞切除および胆道再建術が標準術式とされている.この術式は併存する膵・胆管合流異常に対する分流手術としても合目的であり,現在,最良の手術方法と考えられている.しかし術後長期経過例の増加に伴い,再手術例の報告が散見されるようになってきた.今回本症術後20年目に発生した肝内結石症の1例を経験した.患者は21歳,女性.昭和53年,生後3カ月時に本症の診断にて胆摘,総胆管切除,総肝管空腸吻合術(ρ型)を施行された.平成12年10月頃より発熱,腹痛が頻発し,精査の結果左肝内結石症と診断され,肝左葉切除, Roux-en-Y式右肝管空腸吻合術を施行した.肝内結石症の原因は,肝内胆管に明らかな狭窄がないことにより吻合部の相対的狭窄によるものと推測された.初回手術時にはこのことを念頭に入れた胆道再建術が必要と思われた.
Databáze: OpenAIRE