The Effect of Age on the Hemodynamics

Autor: Masayuki Tsuchiya, Suguru Kawasaki, Kazuhiro Masuya, Shinobu Matsui, Syozo Ishise, Shigeki Hara, Toshiro Funatsu, Nobuo Takeuchi, Masahiro Maeda, Tamehisa Onoe, Takeo Kin, Noboru Takekoshi, Eiji Murakami, Junichiro Mifune, Mototaka Murakami
Rok vydání: 1972
Předmět:
Zdroj: Nippon Ronen Igakkai Zasshi. Japanese Journal of Geriatrics. 9:364-369
ISSN: 0300-9173
Popis: 循環機能に対する生理的老化の影響を明らかにするため, 臨床的に正常な健康人とみなしえてかつ過去高血圧を指摘されたことなく日常の血圧が常に150/90mmHg未満の14才から87才にいたる94人 (男73人, 女21人) につき, 安静仰臥位にて指示薬稀釈法を用い血行動態的検索を試みた.1回拍出量, 分時拍出量, 左室仕事量は加令とともに減少するが, 心拍数と年令との間に有意な相関は認めなかった. 一方全末梢血管抵抗は加令とともに増加した.脈圧は青年期より年令とともにいったん減少し, 45才前後から再び増大する傾向が認められた. 以上の成績は循環系においては生理的な老化現象が持続的に進行しているが, 日本人では45才前後においてとくに強く循環機能異常が発生することを示唆するものと考えられる.
Databáze: OpenAIRE