Polymerization of Propylene Oxide by Benzenestannonic Acids

Autor: Sumio Matsuda, Akira Ninagawa, Norikazu Iwamoto, Haruo Matsuda
Rok vydání: 1971
Předmět:
Zdroj: The Journal of the Society of Chemical Industry, Japan. 74:105-110
ISSN: 2185-0860
0023-2734
DOI: 10.1246/nikkashi1898.74.105
Popis: (C6H5SnOOH)n を種々の条件下で加熱処理したのち, プロピレンオキシドの重合触媒として使用し, 加熱処理の重合触媒効果におよぼす影響を検討した。最も高い触媒効果を示したのは, 減圧下 (1mmHg) , 200℃ で1時間加熱した場合であり, 本化合物および加熱処理しない(C6H5SnOOH)n を触媒として, プロピレンオキシドの塊状重合における速度論的研究を行なった。加熱触媒の場合,重合は2段階的に進行した。しかし重合体収率およびその分子量と反応時間の特性より, 本重合は逐次重合反応であり, 触媒効率は加熱触媒および加熱しない触媒についてそれぞれ 0.0047, 0.55 であった。重合速度式はいずれの場合も, -d[PO]/dt=kp[Cat]1 で示された。モノマー消費速度定数 kp(1/hr) (80℃) および重合の見掛けの活性化エネルギー (kca1/mol) は, 加熱しない場合, おのおの0.37, 16.7, 加熱触媒の第1段階では 1.43, 1.69, 第2段階では 0.36, 17.8 であった。
Databáze: OpenAIRE