Estimation of Genetic and Environmental Correlations among Growth and Feed Utilization Traits using REML in Japanese Black Cattle
Autor: | Yoshiyuki Sasaki, Kazuyuki Moriya, H. Y. Lejukole |
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Rok vydání: | 1995 |
Předmět: | |
Zdroj: | Nihon Chikusan Gakkaiho. 66:313-322 |
ISSN: | 1880-8255 1346-907X |
DOI: | 10.2508/chikusan.66.313 |
Popis: | 382頭の種雄牛と3,031頭の雌牛との交配により生まれた黒毛和種種雄候補牛3,759頭の直接検定記録を用いた.分析対象形質は終了時体重(FWT),1日当り平均増体量(ADG),濃厚飼料摂取量(CON),粗飼料摂取量(ROU),粗飼料摂取率(RAT), DCP要求率(DCP), TDN要求率(TDN)である.分析対象形質間の遺伝相関および環境相関を単形質REML法を用いた'single trait approach'と多形質REML法を用いた'multiple trait approach'によりそれぞれ推定した.多形質REML法の場合,用いた初期値の値に関わらず分散共分散はいずれも同一のglobal maximumな値に収束した.さらに,両方法で得られた推定値はほとんど同じ値となった.しかしながら,'multiple trait approach'で得られた遺伝相関の推定値は一般に'single trait approach'に比べて低く,標準誤差も小さかったがそれらの推定値はいずれもパラメータスペースにあった.'single trait approach'で推定したFWTとCONとの遺伝相関は.97と非常に高い正の値となったがFWTとROUとの遺伝相関は.07であった.これらの点から,CONは黒毛和種雄牛の体重と密接に関連しているが,ROUはほとんど体重に影響を与えないことがうかがえる.ADGはDCPおよびTDNとそれぞれ-.65,-.76の遺伝相関を示したことから,ADGは飼料効率の選抜指標として有効であることが推察される.また,FDWとADG, DCPとTDNおよびCONとROUの遺伝相関はそれぞれ.77,1.02および.30と正の値であり,FWTとRAT, CONとRATおよびADGとRATはそれぞれ-.65,-.67および-.45と負の相関関係を示した. |
Databáze: | OpenAIRE |
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