A CASE OF AN APPENDICEAL NEUROMA DIAGNOSED IMMUNOHISTOCHEMICALLY

Autor: Norihisa Hanada, Kazuki Hori, Naomi Sakashita, Shuichi Kusano, Ryojin Uchino
Rok vydání: 2007
Předmět:
Zdroj: Nihon Rinsho Geka Gakkai Zasshi (Journal of Japan Surgical Association). 68:1472-1475
ISSN: 1882-5133
1345-2843
DOI: 10.3919/jjsa.68.1472
Popis: 症例は18歳, 女性. 右下腹部痛を主訴に当院受診. 腹部造影CT検査で盲腸と連続した微細石灰化, air像を伴う造影された軟部腫瘤影を認め, 急性虫垂炎の診断で緊急手術施行した. 虫垂間膜, 虫垂突起は肥厚し, 一塊となり手拳大の炎症性腫瘤を呈していた. 虫垂を鋭的剥離した後, 虫垂切除術を行った.病理組織検査では多数のリンパ球, 形質細胞, 好中球の浸潤を伴う虫垂組織を認め, 漿膜に末梢神経ならびに神経細胞を含む線維組織の増生を認めた. 免疫組織化学染色では, S-100蛋白とNSEは陽性, Glimerius反応, Chromogranin A, c-kitは陰性であった.虫垂腫瘍は稀な疾患であるが大部分はカルチノイドであり, 続いて粘液嚢胞腺腫や腺癌が認められるが, その他の良性腫瘍の報告例は極めて稀である. 免疫組織化学的検索を併用して虫垂神経腫と診断した症例を経験したので報告する.
Databáze: OpenAIRE