A Case of Peristomal Pyoderma Gangrenosum 11 Years after Restorative Proctocolectomy for Ulcerative Colitis

Autor: K. Koganei, Akira Sugita, Ryutaro Mori, Hiroshi Shimada
Rok vydání: 2005
Předmět:
Zdroj: Nippon Daicho Komonbyo Gakkai Zasshi. 58:141-145
ISSN: 1882-9619
0047-1801
DOI: 10.3862/jcoloproctology.58.141
Popis: 症例は46歳男性.1989年2月全大腸炎型潰瘍性大腸炎(重症)と診断され内科的治療抵抗例のため,1990年に2期分割で大腸全摘,粘膜抜去,J型回腸嚢肛門吻合術を施行した.吻合部瘻孔を形成したため,術後4カ月で双孔式回腸ストーマ造設術を施行し,本人の希望がなく人工肛門は未閉鎖であった.術後11年目の2001年6月突然,ストーマ周囲の皮膚に径8cmの潰瘍を形成し,壊疽性膿皮症と診断した.プレドニゾロン,シクロスポリシの投与で改善せず,クロファジミンで一旦は改善したものの再燃し,現在は局所療法で経過観察中である.潰瘍性大腸炎に合併したストーマ周囲壊疽性膿皮症は,大腸全摘術後,長期間経過した症例にも発症し,ステロイド内服,免疫抑制剤などでも治癒しない場合もある.潰瘍性大腸炎でストーマを造設した際の留意すべき合併症として報告した.
Databáze: OpenAIRE