Determination of tributyltin and triphenyltin compounds in industrial waste water by GC

Autor: Shigeharu Sakamori, Hiroaki Shiraishi, Satosi Nakamura, Masao Nakamoto, Kiyoshi Annen, Hitoshi Yamamoto, Masatoshi Morita, Kazuyo Nonaka, Hiro-Kazu Hashimoto, Yukikazu Hattori, Kanji Nagai
Rok vydání: 1991
Předmět:
Zdroj: BUNSEKI KAGAKU. 40:25-31
ISSN: 0525-1931
DOI: 10.2116/bunsekikagaku.40.25
Popis: 内標準物質として塩化トリペンチルスズを用いて,排水中におけるトリブチルスズ及びトリフェニルスズ化合物(TBT,TPT)の定量法を検討した.水試料を塩酸酸性下でヘキサンにより抽出し,濃縮後,グリニヤール試薬を用いてプロピル化し,フロリジルカートリッジカラムを通してクリーンアップを行い,炎光光度検出器付きGC(GC-FPD)(スズ用フィルター付き)を用いて定量した.本法によるTBT及びTPTの検出限界はそれぞれ10ng/l,30ng/l(塩化物換算)であり,本法を造船,塗料及び製薬業の排水試料の分析に適用し,ガスクロマトグラム上の妨害ピークもなく良好な結果が得られた.添加回収試験の回収率は,96~104%,105~106%,相対標準偏差はそれぞれ2.2~6.8%,1.8~7.3%であった.又,GC/MSを用いる測定についても検討した結果,GC-FPDによる測定値とよく一致した.更に,標準溶液及び排水試料の測定における相対標準偏差は,それぞれ2.0~2.7%,1.3~1.7%と良好であり,実排水試料の分析にも適用可能であった.
Databáze: OpenAIRE