Rapid and simple determination of chromium(VI) in the leached solution from soil by FIA

Autor: Takaji Kawai, Takashi Murayama, Toshihisa Maruta, Takeshi Yamane
Rok vydání: 2002
Předmět:
Zdroj: BUNSEKI KAGAKU. 51:311-315
ISSN: 0525-1931
DOI: 10.2116/bunsekikagaku.51.311
Popis: フローインジェクション分析法 (FIA) による土壌溶出試験における六価クロムの迅速簡便な定量法を開発した. 長い試料ループによる大量の試料溶液と短いループによる少量の修飾液 {CrVIをCrIIIに還元するためのアスコルビン酸} を別々のキャリヤー流れに同期注入し, 下流の合流点で合流させ, 更にジフェニルカルバジド (DPC) 溶液の流れと合流させることによりCrVIと発色させ, そのまま流れ系の中で吸光度検出する分析システムを設計した. CrVIと空試験液の両方のシグナルを同時測定できるように試料ゾーン内部に二つの反応ゾーンをつくることに関係する因子について詳細な検討を行い, 最適条件とマニフォールドを設定した. 検量線は0.005~0.2mg/l CrVIの範囲で直線となった. 0.05mg/lのCrVIを分析した相対標準偏差 (n=5) は1.1%であり, 定量下限は0.005mg/l CrVIであった. 分析速度は1時間当たり10回である. 本FIA法による種々の土壌からの溶出液の分析結果はこれまでの標準法とほぼ一致した結果であった. 本法により迅速簡便な分析が可能で, 複雑な人手による操作は不要である.
Databáze: OpenAIRE